送迎バスの利便性比較＠HVC&XIV [会員制リゾートホテル]
今日はエクシブ（以下XIV）と東急ハーヴェストクラブ（以下HVC）における送迎バスの利便性について比較してみたいと思います。（HVCではウエルカムバス、XIVではシャトルバスと称しています）
HVCやXIVの施設は一部の例外を除けばいずれも利便性の良い立地とは言えませんので、マイカーでアクセスする場合が多いかと思います。
よってマイカーを利用しない場合や将来なんらかの理由（例えば高齢による免許返上など）で車を手放した場合、アクセスの方法がたちまち問題になってきます。
そこで頼りになるのが送迎バスですが、利用する側から見れば、特定の時間帯だけに運行されていたり、あるいは１日の本数が少ないよりも、出来れば毎正時発などの規則的かつある程度の頻度で運行されている方が使いやすいことは言うまでもありません。
また一口に比較と言っても、ホテルのロケーション・最寄り駅からの距離、あるいは公共交通機関の充実度・客室数などの違いにより単純な比較は難しいのですが、ここでは関東圏周辺の同一地域に立地する施設に限って両会員制ホテルの比較をしてみました。
つまり両者共に施設がある蓼科、軽井沢、山中湖、浜名湖での比較です。
蓼科：HVC、XIVとも立地が近く、また両者とも中央本線・茅野駅からの送迎ですので比較する上ではもっとも適当な対象ではないかと思います。
XIVが１０：４５発から１７：４５発まで規則正しく１時間に１本、１日で８本（帰宅時も８本）の運行であるのに対し、HVCでは１０：３５から１６：３０まで不規則に５本の運行（帰宅時は３本）です。よってXIVの方が利便性は高いと言えます。
軽井沢：HVC旧軽井沢は駅近くに立地しているため定期的な送迎バスがありませんので比較対象施設はHVC軽井沢高原としました。両者とも軽井沢駅からの送迎です。(繁忙期を除く)
XIVは１日６本（帰りは７本）の運行であるのに対し、HVCは前日予約が必要で１日４本（帰りも４本）です。（HVCの往路は早朝に別途１本ありますがゴルフ客は使ってもホテル客が利用する時間帯とは思えませんので除外しました）
ここでもやはりXIVの方が利便性は高いと言えます。
山中湖：HVC、XIVでそれぞれ送迎の場所が異なります。
XIVでは、チェックインの時間帯を中心に旭が丘バスターミナルから１日３本しか運行されていません。（帰りはチェックアウトタイムを中心に１日６本）
これに対してHVCでは、ホテルマウント富士入り口バス停から連絡すれば個別に迎えに来てもらえます。帰りは予約が必要ですが、９：１５発から１３：１５発まで８本ありますので、ほぼ３０分に１本ということになります。
よって山中湖ではHVCの圧勝です。
浜名湖：最寄り駅からの所要時間は両者とも３０分前後ですが、XIVは東海道本線舞阪駅発９：４５発から１７：４５発まで規則正しく１時間に１本（１１：４５は無し）、１日８本（帰宅時は９本）の運行であるのに対し、HVCでは前日予約が必要で、東海道本線鷲津駅発１０：００から１６：４５発まで不規則に１日５本（帰宅時も５本）（土曜日のみ１本増発あり）となっています。
またXIVは上記に加えチェックイン・アウトの時間帯に浜松駅からの送迎も１日３本行っています。よって浜名湖ではＸＩＶの利便性が高いと言えます。
こうして見てみるとHVCは山中湖では善戦していますが、全体としてみると送迎バスの利便性に関してはエクシブに軍配が上がるようです。
送迎バスに対するそれぞれのリゾートクラブの位置付けや考え方があると思いますし、そもそもホテルのコンセプト自体がこの両会員制ホテルでは大きく異なっていますので、この部分だけを見てホテルの良し悪しを判断するものではありませんが、公共交通機関を利用してホテルにアクセスする場合を考えて両者の送迎サービスを比較してみました。
HVC山中湖は、ホテルマウント富士でもあり一般利用がメインだから、送迎バスが多いのは当然かもしれないです。
by HVCオーナー (2010-11-08 07:39)
HVCオーナーさん、初めまして。
おっしゃるとおりです。HVC山中湖はホテルマウント富士の付属施設的な位置付けのためこのような運用になっているのでしょうね。
ただ本来のホテル部分は５３室に過ぎず、HVC部分が１００室であることから考えると、客室数上は逆転しており、メインの宿泊者はHVC関連ではないかと思われます。
このような環境で良く頑張っていますね。
ただHVCの中ではおっしゃるように例外でしょう。
by alt (2010-11-08 10:06)
はじめまして
確かにHVCは送迎の本数が少ない施設が多いですね。
利用者が少ないので仕方ないのでしょうか。
南紀田辺はいつ乗っても貸切状態で・・・これじゃ増便は無理だわと思いました。
XIVは便利な施設が多いですが、伊豆は3本しかなくて不便です。
どっちもどっちという感じかなぁ
リゾーピア箱根の小田原発は、恐ろしく時間のかかる登山電車・ケーブルカーをスルーでき
ちょくちょく行く人にとっては便利さ炸裂、土日もあればいいのに・・・
by おはぎちゃんママ (2010-11-08 18:00)
途中のコメントが何故か抜けていました・・・
HVC那須や鬼怒川、甲子園・翡翠行きの送迎は本数もそこそこで不便と感じたことはありません。
特に有馬は駅に着いたら電話をするという方法で
到着時間を気にしなくてよいHVCらしからぬ好サービス(笑)です。
by おはぎちゃんママ (2010-11-08 19:34)
こんばんは。
エクシブとHVCの便数の違いは、部屋数の違いもあるかもしれませんね。
コストはかかるかもしれませんが、老後（笑）を考えると充実して欲しいサービスではありますね。
by HVCオーナー (2010-11-08 19:59)
おはぎちゃんママさん、初めまして。
HVC南紀田辺の送迎バスはいつでも空いていますか。ということはほとんどの方がマイカーまたは駅からのタクシーを利用されているのでしょうね。
路線バスの場合でもそうなのですが、バスは規則的にある程度の頻度で運行されない限り、なかなか認知・利用してもらえないという状況があります。そのため１日に３－４本程度ではやはり利用者が増えず、増えないから増便できない、あるいはしないという悪循環になってしまいますね。
リゾーピア箱根はノーマークでしたが、小田原から送迎バスがあるのですね。
湯本からの登山電車はとにかく時間がかかりますから、渋滞のない時間帯であればバスの方がはるかに早いですね。
今回の比較はある程度条件的に揃えられる施設に限定して行いましたので、個別に見ていくとまた別の見方が出来る施設もあるかと思います。その点はご容赦願います。
by alt (2010-11-08 21:37)
HVCオーナーさん、再度コメントをいただきありがとうござます。
送迎バスについては今後需要が高まっていくと思われますので、チェックイン・チェックアウトタイムを中心に規則的に１時間に１本程度はあってほしいですね。
その観点からするとエクシブ蓼科が既にそのような運用になっているのでとても利用しやすく感じます。
と言っても今のところまだお世話にはなっていませんが、いつか来る老後を考えると安心です（笑）。
by alt (2010-11-08 21:44)